不死鳥三原舞依、1年前に全身の関節が痛む「若年性特発性関節炎」を発症したが、病を乗り越えて世界切符

毎日新聞 によると。

 大阪・東和薬品ラクタブドームで25日まで行われた全日本フィギュアスケート選手権の女子で、17歳の三原舞依(まい)=神戸ポートアイランドク=が3位に入り、初めて世界選手権(来年3~4月、ヘルシンキ)の代表に選ばれた。1年前に全身の関節が痛む「若年性特発性関節炎」を発症したが、病を乗り越えて世界切符を勝ち取った。

 2年ぶりに出場した全日本選手権では「滑るのは幸せ」という思いで臨んだ。世界選手権男子3回優勝のパトリック・チャン(カナダ)を思わせるスピードに、踏み切りが正確で回転不足もないジャンプ。ショートプログラム、フリーともミスのない演技で観客から大きな喝采を浴びた。競技後にリンク上で行われた代表発表で「ここまで戻れて自分でもびっくり」と話すと、再び大きな拍手を受けた。

 昨季半ば、体に異変が表れた。両膝に痛みが出始めて、昨年11月下旬の全日本ジュニア選手権は8位止まり。同12月前半のジュニアグランプリ(GP)ファイナル(スペイン)も出場6人中最下位に終わった。両足首や肘、肩にも痛みが広がり、歩くことさえままならず、帰国後に検査を受けたところ病気が判明。すぐに入院して治療に専念したが、車いすが必要になった。全日本選手権は病院のベッドで観戦し、退院は年末になった。

 それでも、復帰を信じて月1回の点滴治療などで痛みを抑えるかたわら、トレーニングに励んで筋力を鍛えた。ジュニアGPファイナルから約4カ月後に氷上練習に復帰。今季はシニアデビューを果たし、GPシリーズは10月のスケートアメリカで3位、11月の中国杯も4位と健闘した。

 退院間もない今年1月に「希望を持たせたい」という中野園子コーチらの計らいもあってアイスショーに出演したが、2回転ジャンプを跳ぶのがやっとだった。それが年末、同じ会場で開かれた全日本選手権できれいな3回転ジャンプを何度も決めた。「スケートに帰ってきた喜びを感じることができた場所。同じ場所ですごくいい演技ができてうれしかった」

 1年間頑張ってきたと感じると同時に「トップの選手と戦うにはまだまだ」と、さらなる成長を誓う。フリーの演目「シンデレラ」になぞらえて「これからもシンデレラストーリーの続きを演じていきたい」。自らの力でハッピーエンドをつかむ

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