神戸の風景を色で表現 万年筆用インク「Kobe INK物語」

MBSニュース によると。

ちょっと特別な手紙を書くときなどに使いたくなる万年筆。神戸で生まれたある文房具店が、専用のインクをなんと60色以上も開発しています。そのひとつひとつの色に、神戸に対する思いが込められていました。

神戸をイメージ「67色のインク」
神戸市に本社を置くナガサワ文具センター。NAGASAWA神戸煉瓦倉庫店は明治30年に作られたというレンガ造りとなっていて、店内には様々な文具や輸入雑貨が取り揃えられています。中でも一番の目玉商品が「Kobe INK物語」。神戸の街並みなどを様々な色で表現した万年筆のインクです。このインクを開発したナガサワ文具センターの竹内直行さん(63)を西靖アナウンサーが訪ねました。

「ちょっと見ただけでは想像できないのが『六甲シチダンカ』(というインク)」(西靖アナウンサー)
「(シチダンカは)神戸にある珍しいアジサイの一種です。その色からとりました」(ナガサワ文具センター 竹内直行さん)
「『神戸異人館ミント』とは?」(西アナ)
「人気の色なんですよ、さわやかな色です」(竹内さん)

ほかにも有馬の金泉をイメージした『有馬アンバー』や南京町をイメージした『フォーチュンレッド』など、全部で67色。

震災をきっかけに“神戸らしい色”を
この商品が誕生したきっかけは、23年前にさかのぼります。

「神戸は阪神淡路大震災、1995年ですね、これで私の店も大きな打撃を受けまして。お世話になった方にお礼の手紙を書こうと思って。久しぶりに私も万年筆を使ってなかったので引き出しから探して使い始めたんです。そのときに神戸らしい色を何か作れないものかと」(竹内さん)

“神戸らしい色でお礼の手紙を書きたい”。しかし、実際に開発を始めるまでには長い年月がかかりました。

「インクを作るとき取材に行くんですよ。もともとカメラ大好きやったんですけど、10年間写真撮ることができなかった。写真撮るようになったのがちょうど10年後なんです」(竹内さん)

変わり果てた神戸の街にカメラを向けることができず、ようやく10年経って神戸らしい色を探し始めた竹内さん。はじめに、3つの色の制作に取りかかりました。

「『六甲グリーン』『波止場ブルー』『旧居留地セピア』。昔から神戸らしい色はこの3色やと思っていて」(竹内さん)

波止場ブルーは、鮮やかな中に深みのある海の青です。そして、旧居留地セピア。神戸らしい落ち着いた街並みを表現しました。これらの3色を販売したところ、思わぬ反響があったといいます。

「その3色を見た人が『私の街も作ってよ』と来るようになって、『Kobe INK物語』のストーリーが始まった」(竹内さん)

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